必ず荷物の確認をしてから支払う
引っ越し荷物の確認が終われば、業者の仕事は終了である。請求書と見積書を照合し、問題がなければ料金の支払いを行う。必ず領収書をもらうこと。
何か問題があった場合は、引っ越し代金の支払いを後日にするか、とりあえず半分だけ払うなどの対抗措置を検討しよう。
支払方法は当日の現金払いが多いが、後払いの銀行振込などが利用できる場合もある。
あとで荷物の破損に気付いたときなどは、当日の現金払いより、後日の銀行振込の方が、立場上、有利に交渉が進められる場合がある。
とりあえずすべての荷物の蓋を開けてみる
荷解きはすぐに使うものから始める。急がないものはあとでゆっくりやればいい。ただし「これは当分使わないから」と蓋も開けずに押入に放り込むのは考えもの。
いざ使うときになって、「エッ! これ壊れてるよ!」と、引っ越しの際の事故に気付くことがあるからだ。こうした事態を防ぐには、とりあえずすべてのダンボールの蓋を開けて荷物を点検してみることだ。
不幸にも事故に気づいた場合は、写真(ビデオ)に証拠を残すとともに、すぐに引っ越しを頼んだ業者に連絡し、係員立会いのもとで補償交渉を行う。その際、必ず「事故証明書Jを発行してもらうこと。
業者への通知は、引っ越しから3ケ月以内に行わないと無効になってしまう(損害賠償請求そのものは1年間有効)。
早めに荷解きをして、問題があれば、すぐに通知するようにしよう。通知には内容証明郵便を使うのが最も確実である。