お世話になったお礼は前日までに
「今日はこれをやって、明日はあれを片付けて…」と、ともすればスケジュールに追われ、ダンドリにばかり気を取いれがちな引っ越し。しかし「主人の急な転勤でドタバタ引っ越しに突入しちゃったものだから、ご近所に挨拶する暇もないわ。ごめんあそばせ!」では、立つ鳥跡を濁しっぱなし。
引っ越し間際の忙しさのなかでも、いままでお世話になった貸し主や管理人、ご近所や知人などへの挨拶や連絡は欠かせない。それがマナーだしエチケットというものだ。
貸し主や管理人への挨拶では、引っ越し当日の部屋の明け渡しや鍵の返却のダンドリについて改めて確認しておくこと。
ご近所への挨拶も大切。これまでのお礼はもちろんのこと、引っ越し当日も大型トラックが来たり、引っ越し業者の作業員がバタバタ動き回つたりで、何かと迷惑をかける。引っ越したあとでも旧居に荷物が届いたり、誰かが訪ねてきたりして、近所の人たちにはいろいろとお世話になることがあるかもしれない。
「挨拶は荷物の運び出しが終わってからでいい」などと後回しにしていると、引っ越し当日の忙しさに取り紛れて忘れてしまうことも。ご近所への挨拶は前日までにはすませておきたい。
また、ご近所の方などから借りたままになっていたものがあれば、必ず返却し、貸したものはこれを機会に返してもらう。子供同士が貸し借りをしている場合もあるので、子供にもよく確認しておくこと。
ご近所以外でも子供の同級生の親御さんとか飼い猫のかかりつけの動物病院の先生とか、親しくお付き合いいただいた方には直接会って挨拶しないまでも、「お世話になりました」と電話の一本くらいは入れておこう。